これまで一軒家の武家屋敷を見取り図をもとに作ってきましたが、ここで一気に8件分の足軽長屋を作っておきたいと思います。
参考にしたのは新潟県新発田市にある、新発田藩の足軽の長屋。
まずは一戸分、部屋割りをしてみます。
手前が8畳、奥に4畳、そして左に5畳の板間があります。
柱を立てて、屋根を張って、残りの部屋割りもしてみたところ。
一戸ごとに少しずつ部屋割りが違うのが面白いところです。
屋根は板張り。
寄棟に近い、小さな入り母屋の屋根ですね。
各戸の奥には土間があり、板間には囲炉裏が切られています。
一戸目にだけ畳を敷いておきました。
二戸目。
三戸目の入り口は板間でなく、畳間の場所に置かれています。
足軽の長屋ということで武家の家としては広くありませんが、町人長屋の多くが四畳半一間で家族が暮らしていたことを考えると、6畳の畳間2部屋に5畳の板間がある足軽長屋は、身分が低くてもさすが武士ということですね。
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